昭和名曲に詳しい私と疎いダーリン

ダーリンと二人で雑貨屋さんデート。お店では『温故知新』というタイトルの、昭和の名曲をスカっぽくアレンジしたカバー集CDが流れていた。

なかなかご機嫌で聴きつつトートバッグを真剣に選んで購入。

そしてお店を出たら、なにやらダーリンが口ずさんでいた。よく聞き取れないほど小さな声だったので、「ナニ歌ってるの?」と聞いたら、「タイトルわかんない」と返ってきた。

お店を出るときにかかっていたのは『襟裳岬』だったので、「襟裳岬歌ってるの?」と聞いたら、「そうかな?」だと。

えーっ、ダーリン、襟裳岬歌えるの?今まで知らなかったのに?私でさえ、サビしかわからないのに?

「でも、ずっと流れてたじゃん」

そりゃ、そうだけどー。

どうしても納得いかなかったので、「ほんとに襟裳岬歌ってたの?森進一だよ?」としつこく食い下がる私。「それってどういう歌?」と聞かれたので、小声で歌ってみせた。

「♪えり~もの~はぁるはぁ~~ なにも~ない~はぁるですぅ~~」

「う~~ん。わからん…」

「じゃあ、ダーリンはなんて歌ってたの?」

「♪たとえ~どんなに~…」

「それって『みちのくひとり旅』じゃん。山本譲二じゃん」

「……そうなの?」

えーい、適当マンめ!!!