写真に関する苦い思い出

1月31日から2月7日まで実家に帰省していた。目的は祖母の三回忌。お客様(親戚ばかりだけど)に見せるために、祖母が写っている昔の写真を整理してあった。

それと一緒に、私が小学校卒業時に写真屋さんに撮ってもらった写真も出てきたらしい。

私はその写真が大嫌いであった。なぜかというと、とてもブサイクに写っていたからだ。

当時の仲良し3人組で撮ってもらったのだけど、かわいく写っていたのは一人だけだった。あとの二人(私を含む)は半目だったかなんだったか、とにかくヤバイ顔をしていたのだ。写真慣れしていない上に、笑顔を作らねば! と気合だけは入っていて、半目で薄ら笑いを浮かべていたような気がする。もうよく覚えていないけど、とにかく、親バカな親でもガッカリするような顔だったはずである。

それが出来上がってきたときには、二人で随分ショックを受けたけど、さらにその写真が撮影してくれた写真屋さんに飾られていたときは喉から心臓が出るほどに驚いた。

慌てた私は母親に訴え、なんとか外してもらったのだけど、そのときも写真屋さんは「とってもいい写真だと思うんですけどねぇ」と残念そうだったという。

そういうわけで、私のいわゆる思春期の頃は写真が少ない。二十歳過ぎた頃から写真うつりを気にするようになったので、最近では何の抵抗もなくなったけど、やっぱり当時の写真は見る気がしない。

その思い出の写真が出てきたという。それを見た母と妹が言うには、

「お姉ちゃん本当にブサイクやったねー」

……(涙)。

「あの当時お母さんは、なんでいりこちゃんが嫌がるのかわからんやったとよ。かわいく写っとるとになー、って思っとった。やっぱい、写真は本人が気に入っとらんとダメとね」

まさか母親があのブサイク写真をかわいく思っていたとは。そのことにもビックリ。
心優しい我が家族は、そのブサイク写真をもう一度封印したらしく、私が実家にいる間はその写真を目にすることはなかった(私もあえて探さなかった)。